技術コラム
ガンドリル加工が可能な素材~耐熱・耐食合金~
耐食・耐熱合金の特徴
耐熱・耐食合金とは、高温や腐食に強い合金の総称で、3つのタイプに分類されます。
☆インコネル
インコネルの主成分はニッケルで、クロム、鉄、炭素などを含みます。耐熱性、耐蝕性が高いことから、高温に長時間晒される環境下でも使用することができます。そのため、高い温度下でも強度が必要となるエンジン部品やプラント設備、工業炉などに利用されます。優れた耐熱性をもつインコネルですが、難削材に部類され、加工性は悪いです。
☆ハステロイ・モネル
ハステロイとは、ニッケルを主体とし、クロムやモリブデンなどを組み合わせた合金です。モネルとはニッケルと銅を主成分とする合金です。ハステロイとモネルには耐腐食性が高いという特徴があります。そのため化学品プラント用バルブ・配管や、廃棄物処理設備などで、高い耐摩擦性を活かして用いられます。インコネル同様に加工が難しい点がデメリットです。
耐食・耐熱合金のガンドリル加工事例
例えばこちらは産業機械の業界向けに製作したプラント設備のシャフトの事例です。
この加工事例の場合、材質はインコネルで、外径Φ60、穴径Φ8、材料長さ150mm、加工長さ150mm、重量3 kgで製作しております。プラント用設備部品は長時間高温に晒されることも多いです。そこでインコネルの高い耐熱性、耐蝕性が役に立ちます。加工が難しい事が難点ですが、BTA・ガンドリル加工.comでは、インコネルの深穴加工・細穴加工を高い精度で実現しております。
ガンドリル加工のことならBTA・ガンドリル加工.comにお任せ下さい!
今回は、耐熱・耐食合金の特徴とガンドリル加工事例についてご紹介しました。BTA・ガンドリル加工.comは、「特急」、「単品」に強い、BTA・ガンドリル加工の加工受託サイトです。材料調達から加工まで一貫対応します。ガンドリル加工でお困りのことがあれば、BTA・ガンドリル加工.comまでお問い合わせください!最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
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